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溶接接合業界ニュース

日溶協、総会を開催、人材確保へ教育に注力

◇定時総会を開催、粟飯原会長再任
 日本溶接協会は6月13日、東京・文京区の東京ガーデンパレスで2018年度定時総会を開催した。第36期(18・19年度)の再任が決まった粟飯原周二会長は、要員認証業務のウエブ化による会員サービスの向上や深刻化する溶接士不足を踏まえた対応、教育とも連動する溶接マイスター制度創設など主要事業にふれたうえで、「当協会は来年、創立70周年を迎える。世の中の動きや溶接界が大きく変化する中、遅れをとらないよう協会運営に努める」と所信を述べた。
 議案審議では2017年度会計報告、理事・監事選任などすべての決議事項を承認するとともに、18年度事業計画・予算などを報告した。
 第48回日本溶接協会賞授与式では、功労賞の黄地尚義氏をはじめ、業績賞、貢献賞、技術賞など受賞者の功績をたたえた。溶接注目発明賞の受賞技術の中から、特許庁長官賞が推薦され、ダイヘンの開発した溶接電源技術が受賞した。第63回全国溶接技術競技会表彰式では、最優秀賞をはじめ入賞者全42人に各賞を授与した。
 今後の取り組みに関して、溶接技能者や溶接管理技術者などの認証事業は、受験申請や各種手続きのウエブ化を推進する。申請業務の効率化と受験者への情報提供によるサービス向上とともに、資格の普及を図る。また、今年から開始した溶接技能者教育を通じ、低下傾向が続く合格率の向上を目指す。
 深刻化する溶接士不足や少子化への対応として、ホームページなど活用した情報発信に努め、溶接のイメージアップと人材の取り込みを図る。特にウエブサイト「溶接女子会」などを通じ、女性や若年者への訴求を強化する。
 調査研究事業は、専門部会や研究委員会などを通じ、新技術の開発や溶接品質の向上などを目的とした活動を継続する。成果を国内外の規格や基準の制定・改正案として提案する。標準化活動は規格委員会を中心に関連団体と連携し、ISOやJIS、WESなどの制定や改正の審議を行う。
 第64回全国溶接技術競技会は10月21・22日の両日、山口県山口市のポリテクセンター山口で開催する。各地で開かれている高校生コンクールについては、継続して関係機関と協議を重ね、今後の方向性を検討する。
 国際活動は国際溶接学会(IIW)、アジア溶接連盟(AWF)への参画を積極的に行い、日本の意見を提言する。協力協定により、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、台湾、ミャンマーに対して溶接管理技術者の育成支援を継続する。
 「溶接界の総力を結集する」ことを目的に掲げ、溶接学会との共同事業を検討する日本溶接会議(JIW)共同企画委員会では、引き続き技能や技術の伝承、イノベーションの推進などの共通課題を検討し、実行に移す。2019年度に日溶協創立70周年式典を予定し、式典に向けた委員会を組織する。あわせて「日本溶接協会マイスター制度」を新たに創設する。「認定者には技能や技術の普及、教育活動の役割も期待する」(日溶協)と方針を示した。


提供元:産報出版株式会社

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