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溶接接合業界ニュース

安川電機、ロボット用アーク溶接電源を開発

安川電機は4月24日、自動車業界でニーズが高まっている厚板の高速・高品質な溶接に最適なロボット用新型アーク溶接電源MOTOWELD―X500を開発したと発表した。
 自動車業界では近年、シャシー/フレームの高張力鋼板(ハイテン)の採用など、車体の軽量化・高剛性化に向けた様々な取り組みが進められている。そのため、溶接作業の現場では、高速な連続溶接が求められるとともに、溶接継手の精度低下への対応が課題とされている。
 同社はこうしたニーズに応えるため、高出力でありながら連続した溶接が可能で、かつスパッタの低減を実現する二次側遮断回路を採用した新型アーク溶接電源を開発した。
 MOTOWELD―X500は電流域500アンペアで定格使用率(定格電流で使用した場合の全時間〔休止時間含む〕に対する通電時間の比率)60%、350アンペアでは定格使用率100%に対応しており、高出力で連続した溶接が可能。高速な連続溶接が必要とされる自動車のシャシー/フレームといった厚板のアーク溶接ラインなどの高負荷な溶接工程にも適用できる。厚板やハイテンの使用にともなうスプリングバッグや部品形状の複雑化に起因する継手精度の低下対策として有効な高速GAP溶接(GAP=継手隙間のあるワークの溶接に必要な幅広いビード形状を形成する溶接法)も可能で、顧客の生産性向上に貢献する。
 また、溶接電源MOTOWELD―X350でも採用した二次側遮断回路を搭載。短絡時のスパッタ発生を抑制する。
 これまで高い支持を得るシンクロウェルディング機能(ロボット動作と波形制御の完全同期により、溶接トーチ角度変化に応じて適切な溶接波形調整を自動で行い、スパッタ発生を抑制する機能)やEAGL工法(同社モータ制御技術によりスパッタの発生を極限まで抑制する技術)も適用可能で、高品質溶接の市場ニーズにも応える。


提供元:産報出版株式会社

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