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溶接接合業界ニュース

IHIと鹿島、日立LNG向けタンク工事着工

◇独自の溶接工法で建設工期を短縮
IHIと鹿島建設による共同企業体は4月1日、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京・港区)から設計・調達・建設業務を請け負っている、日立LNG基地向けの地上式LNGタンク(貯蔵容量23万キロリットル)1基の増設工事に本格着手した。同工事の施工にあたっては、地上式LNGタンクの建設工法としてIHIが独自に開発した「J・C・メソッド」を適用することにより、建設工期の大幅な短縮を実現し、2020年度内の完成を予定している。
 従来工法では、タンク外槽の外側にあるPC(プレストレストコンクリート)壁の構築期間中に底部で屋根ブロックを組み立て、PC壁構築完了後に屋根部を空気圧で浮上させる方法(エアレイジング工法)によりPC壁頂部に固定し、その後、タンク内槽側板の組立・溶接作業を行っていたため、タンク内槽側板の組立・溶接作業はPC壁の構築完了まで待つ必要があった。
 独自工法「J・C・メソッド」では、屋根ブロック組立に続いて、内槽側板の組立・溶接作業とジャッキでの内槽上昇作業を繰り返し、PC壁構築工事とタンク内槽工事の同時並行作業を実現する。
 今回着工したLNGタンクは、東京ガスが運営する日立LNG基地(茨城県日立市)内に増設する。東京ガスグループは「チャレンジ2020ビジョン」において、「LNGバリューチェーン高度化のためのアクションプラン」を掲げ、同工事の遂行は、エネルギーを安全かつ安定的に供給するための体制強化を目的とした、関東圏全域のエネルギーセキュリティー向上に貢献する。
 1969年、日本初のLNGタンクを東京ガス根岸工場に納入したIHIは、国内外で130基以上の受注実績を誇るトップメーカー。これまで、地上式・地下式などの各種タンク型式の開発にも携わり、LNG受入基地のプラントエンジニアリングの実績も豊富だ。
 IHIは、同工事の遂行を通じて関東圏のエネルギーセキュリティー向上に貢献するとともに、世界のエネルギー需要が増大する中、環境に配慮したエネルギーを安定供給するために、今後も積極的に事業活動を展開していく。
 同工事の概要は次の通り。
 ▽発注者=東京ガスエンジニアリングソリューションズ
 ▽建設予定地=茨城県日立市 茨城港日立港区内
 ▽設計・施工=IHI・鹿島建設共同企業体
 ▽構造・規模=地上PC式LNGタンク(貯蔵容量23万キロリットル)×1基、貯槽内径86・0m、液深39・7m
 ▽運開予定:2020年度


提供元:産報出版株式会社

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