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溶接接合業界ニュース

溶接材料出荷、4月は12%減

 日本溶接材料工業会がまとめた2016年4月の溶接材料生産・出荷・輸出実績によると、生産高は前年同月比8・4%減の1万9464トンと9ヵ月連続で減少した。出荷高は同12・3%減の1万8924トンと10ヵ月連続で減少した。輸出高は同30・1%減の1710トンと14ヵ月連続で減少した。
 主要品種の生産高をみると、ソリッドワイヤは前年同月比2・0%減で2ヵ月連続減少。FCWは同8・6%減で5ヵ月連続の減少。ガスシールド溶接用は同5・0%減と8ヵ月連続で減少した。被覆アーク溶接棒は同15・1%減と2ヵ月ぶりの減少、サブマージ溶接用は同21・1%減で13ヵ月連続の減少となった。
 出荷高は、ソリッドワイヤが前年同月比13・6%減と10ヵ月連続の減少、FCWは同10・0%減と6ヵ月連続の減少。ガスシールド溶接用は同11・5%減と8ヵ月連続で減少した。被覆アーク溶接棒は同0・5%増と2ヵ月連続増加、サブマージ溶接用は同26・0%減で14ヵ月連続の減少となった。
 生産高は、被覆アーク溶接棒が前年同月比15・1%減(軟鋼用同10・8%減、特殊鋼用同24・4%減、その他用同22・4%減)。サブマージ溶接用が同21・1%減(ワイヤ同18・5%減、フラックス同23・1%減)。ガスシールド溶接用が同5・0%減(ソリッドワイヤ同2・0%減、TIGワイヤ同16・7%増、FCW同8・6%減)だった。
 出荷高は、被覆アーク溶接棒が前年同月比0・5%増(軟鋼用同7・6%増、特殊鋼用同13・9%減、その他用同4・4%増)。サブマージ溶接用が同26・0%減(ワイヤ同27・4%減、フラックス同24・9%減)。ガスシールド溶接用が同11・5%減(ソリッドワイヤ同13・4%減、TIGワイヤ同5・2%増、FCW同10・0%減)だった。
 4月の生産高の構成比は、被覆アーク溶接棒が11・3%、サブマージ溶接用が11・8%、ガスシールド溶接用が76・9%(ソリッドワイヤ51・2%、FCW47・2%)となった。
 15年1月―4月(暦年ベース)は生産8万639トン(前年同期比6・9%減)、出荷7万9735トン(同8・1%減)で推移する。


提供元:産報出版株式会社

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