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全国鐵構工業協会、50周年式典を開催

 全国鐵構工業協会(全構協、永井毅会長=永井製作所社長)は7月12日、東京・品川区の品川プリンスホテルで、創立50周年記念式典・祝賀会を開催。永井会長は50年の歩みを振り返りながら来場者に謝意を示し「業界全体が一丸となって変化に機敏に対応し、次の50年も発展できるよう皆で力を合わせていきたい」と決意を示した。
 記念式典・祝賀会には来賓や会員・構成員、賛助会員ら約300人が参集した。冒頭、全構協の大島嗣雄副会長の開会の辞に続き、永井会長が挨拶を行った。
 永井会長は「かつて鉄構業界には整備された団体がなく1973年7月に都道府県の組織化を経て4678社が参加し、全国鉄構工業連合会として当協会は発足した。組織名や体制の変更はあったが、創立以来一貫して建築鉄骨の品質確保に向けた業界の秩序作りや、品質向上・安定化に貢献するなど当協会が果たしてきた社会的役割は大きいものがあった」と歴史を振り返った。
 さらに「業界を取り巻く環境は平坦なものではなく、オイルショックやリーマンショックでは需要量の減少とともに価格の下落が構成員の経営を一層困難なものとした。この10年間は安定し、現在構成員企業数は2178社となっている。50周年を迎えた本年、業界のあるべき姿と今後の発展に向けたビジョンを示すことが重要。業界全体が一丸となって変化に機敏に対応し次の50年も発展できるよう皆で力を合わせていきたい」と述べた。
 来賓を代表して、国土交通省の斉藤鉄夫大臣(代読=石坂聡・国土交通省住宅局長)が「創立以来半世紀にわたり、全構協はわが国の鉄骨造建築物の生産技術の向上と人材育成、安全・安心な建築物造りに大きく貢献をしてきた。今後も鉄骨造の品質確保に取り組まれることを期待している」と祝辞を述べた。
 続いて50周年記念感謝状の贈呈を行い。学識経験者・有識者34人、正会員関係者47人を表彰。また特別推薦として全構協前会長の米森昭夫氏を表彰した。米森氏は「これまでの先輩たちのおかげで本日を迎えられた。これからは若い世代とともに発展を続けてほしい」と述べた。
■祝賀会 盛大に50周年祝う
 記念式典に続いて祝賀会を開催。山本泰徳・50周年記念事業準備委員会委員長の開会の辞に続き、永井会長が「10年前の40周年時には、東日本大震災の復興途中の影響もあり式典や祝賀会ができず今回、20年ぶりの盛大な式典となる。今後も努力を惜しまず皆様のご支援のもと信頼ある鉄骨の供給に務めていく」と挨拶。
 来賓祝辞に続き、鏡開きを行い日本溶接協会の粟飯原周二会長らが登壇、鉄骨建設業協会の深沢隆会長(巴コーポレーション社長)が「全構協と鉄建協は車の両輪。全構協が担当する大きな前輪を思い切り漕いで頂いて、我々鉄建協は小さな車輪でバランスをとる役目を担うのがいちばん良い姿だと思っている」と述べ乾杯の発声を行った。
 会場では式典に合わせて全構協が製作した鉄骨ファブリケーターの仕事内容ややりがいを、働く従業員の姿とともに紹介するPRビデオの上映を行い会場を盛り上げ、50周年記念事業準備委員会の玉木信介氏が閉会の挨拶を行った。


提供元:産報出版株式会社

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