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溶接接合業界ニュース

2024国際ウエルディングショー、早期申込割引の締め切りで出展申込増加中

 世界3大溶接・接合、切断技術専門展示会の一つである「2024国際ウエルディングショー」(主催=日本溶接協会、産報出版)が来年4月24から27日の4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催する。現在、7月31日までの早期申込割引の締め切り(最終出展申込は10月31日)を前にして、大手をはじめとして、多くのメーカーから出展に対する申込み・問い合わせが寄せられている。
■溶接の魅力を発信
 現在、あらゆる産業で人手不足が深刻化しているが、溶接界においても人材を確保するために、若年者に対する「溶接の魅力」の発信が大きな課題となっている。日本溶接協会と産報出版が共催する「国際ウエルディングショー」は従来、出展社の新開発製品・技術がいち早く披露される場として、広くエンドユーザーに認知されてきたが、近年は学生などの若年者に溶接をPRする好機としても期待を集めている。
 そこで、2024国際ウエルディングショーでは、メインテーマである「人・文化・技術をつなぐ溶接・接合、切断の新潮流?Weld-Beingで環境負荷低減とDXに貢献?」(Weld-Beingは良好な社会を実現するWell-Beingの造語)に加えて、?大阪ならではの地方色豊かなショーとする?幅広い層から集客し裾野を拡大する?工業高校生や大学生などの若年者を積極的に集客する?人手不足への対応――の4方針を掲げ、さらなる出展内容の充実を目指している。
 中でも若年者をターゲットにした企画案の一つに浮上しているのが、溶接シミュレータの活用である。溶接シミュレータは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの技術を用いてアークを出すことなく、安全に溶接を疑似体験することで溶接姿勢や運棒などの実技を学習するもの。メーカーごとに特徴のある装置が市販されているが、中には3D画像に合わせて溶接棒のが減っていく様子まで体感できるものや、3D画像を自社のワークに変更することができるものまでみられる。
 そこで、2024国際ウエルディングショーでは、溶接経験のない来場者が安全に楽しみながら溶接に興味を持ってもうらう企画として、溶接シミュレータを活用した競技会開催(案)もあがっている。
 この他、高校生溶接コンクールや工業高校バスツアーなどの企画も進行している。
■地域色豊かな新企画
 2024国際ウエルディングショーは、大阪ならではの地域色豊かな展示会を目指し、様々な新企画を盛り込んでいる。
 新機軸として関西地区の造船、自動車の各産業分野に関する技術動向を網羅したセミナー「産業別セミナー(テクニカルセミナー)」を企画するほか、東大阪や堺、尼崎、姫路、栗東など関西を代表するものづくりの町とタイアップし、地元の金属工業組合やコンソーシアムの取り組み、会員企業を紹介する特設コーナー「関西溶接ものづくりの底力」(仮題)を設置する。
 さらに、大阪大学接合科学研究所の先生方による「より身近な溶接」をテーマとした講演を展開。溶接の楽しさを、広く一般の来場者にもピーアールする「溶接・接合カフェ」(協力・大阪大学接合科学研究所など)、展示会場でみた最新技術や製品を導入するためのイロハや各種補助金の活用方法を専門家がアドバイスするとともに、活用の成功事例などをパネルで紹介する「補助金活用相談コーナー」などを企画する。
■国際性の強化
 世界的にコロナ禍に対する規制が緩和される中、海外からの出展や来場者の回復も期待されている。
 そこで、2024国際ウエルディングショーでは、アジア各国の溶接人材の状況と日本溶接協会が実施する認証試験、アジア各国の訓練機関の状況を紹介。また、AWF(アジア溶接連盟)が中心となり、アジアの人材導入方法やアジアで実施する入国資格試験の各国訓練のもようを発信する。
 さらに、国際化対応セミナー(仮題)を企画。ベトナムをはじめ、アジア諸国における溶接人材の育成、人材交流などをテーマに現地で活躍する人を講師に招き、講演するとともに、現地サイドとわが国中小企業とのビジネスマッチングを図る。
■充実のラインアップ
 これまで紹介した新企画などのほか、レーザ加工フォーラムや溶接体験コーナー、トレンドセミナーなどの既存企画も従来以上に充実した内容で展開する。
 中でも従来の5大フォーラムは、展示と講演による新機軸として新たに企画。レーザ加工フォーラムと3Dプリンターフォーラム(新開催)を「2大フォーラム」とし、造船・自動車・鉄骨の各産業分野および非破壊検査、コーティングに関する最新技術動向を講演内容とする「テクニカルセミナー」として新たに設定した。展示会場における出展製品・技術と講演会における技術解説により、最新技術・製品に対するより深い理解を得ることができる。
 また、特設イベントとしては、「溶接・接合おもしろ館」を企画する。「溶接文化の継承」をテーマとし、溶接を未来に継承すべき文化の一つといて捉え、溶接に関係する研究者・技術者はもちろん、広く一般にも溶接を身近に感じてもらうことを目的とする。溶接・接合技術の最先端を体感できる展示を行うほか、トークショーや体験コーナーにより、溶接の重要性や面白さ、大切さをアピールする。
 技能伝承プラザは、ものづくりを支える溶接の技能伝承をテーマに匠の技の実演、作品展示、溶接指導体験などで立体的に展開する特別イベント。溶接の魅力を発信する。
 トレンドセミナーは、出展社によるプレゼンテーションセミナーとして、最新の溶接技術はもちろんのこと、DXの応用、IoT、システム、ロボット関連などの最先端技術や新プロセスなどの技術を解説する。
 テーマ別ソリューションセミナーは、会場内のオープンスペースを使用し、出展社から来場者へ自動化・省エネ・人材育成など個別課題に的を絞った技術ショートプレゼンテーションをを行う。
■溶接・切断を中心とした幅広い出展
 国際ウエルディングショーは、1969年の第1回開催から隔年で東京と大阪を交互に開催し、今回の2024年で第27回目を迎える。出展内容は、溶接・接合、切断、レーザ加工、接着、メカニカルファスニング、ろう付、はんだ付、溶射、表面改質、3Dプリンター、非破壊検査、工業用ガス・関連機器、IoT関連技術、AI関連技術、バーチャルシミュレータなどと幅広い。近年ではレーザ加工関連技術・製品が、展示の18%を占めるまでに大きく成長しているほか、昨年の2022国際ウエルディングショー(東京会場)では、3Dプリンター、協働ロボット、DX、IoT、ビッグデータ、AI、環境関連機器など、ものづくり産業の喫緊の課題である人手不足を背景として、最新のデジタルなどを駆使した自動化機器や、カーボンニュートラルや働き方改革など時代の要請に応えるための環境関連製品などに注目が集まった。
 また、国際ウエルディングショーは来場者の多くが、製造・設計や研究・開発に携わるエンドユーザーの技術者であることが大きな特徴の一つ。その職種は、自動車、電気、電子、造船、建築、鉄道車両、航空機、産業機械、化学、石油工業、鉄鋼、金属など多岐にわたっている。
 さらに、溶接に関するアジアにおけるハブ展示会としての地位も確立しており、中国、韓国、台湾、インド、ベトナム、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシアなどの各国から高い集客力を得ている。


提供元:産報出版株式会社

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