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溶接接合業界ニュース

溶工振がWEB贈呈式

 溶接接合工学振興会(野本敏治理事長、溶工振)は2月13日、東京・千代田区の溶接会館で2022年度溶接機寄附事業のWEB贈呈式を行った。助成対象24校のうち鹿児島県立加治木工業高校(鹿児島県姶良町)に目録を授与した。
 野本理事長は目録の贈呈にあたり「この寄付事業も3年目に入る。開始当初は応募がどれだけあるのか不安だったが、全国各地の学校に応募をいただいている。多くの高校が20年や30年もたったような溶接機を使い続け、学校の予算では新しくすることもままならないという現実を知ることができた。少しでも溶接普及の役に立っていただければ嬉しい」と述べた。溶工振の山崎幸信専務理事が制度の趣旨を説明したのに続き、加治木工業高校の中間淳一校長は「機械科の約30人の生徒に対し溶接実習を行っている。県内の自動車メーカー研究所や県外の造船所といった溶接関連の企業に就職する生徒もいる。今回いただいた溶接機を有効に活用していきたい」との謝辞に続き、同校機械科の白坂博文教諭は「先週、溶接機が届き早速使用している。溶接実習や溶接コンクールに向けた練習に使っていきたい」と述べた。
 溶工振は審査委員会での選考や理事会を経て昨年11月に寄贈校を決定。コロナ禍を考慮してWebを併用しての贈呈式をこれまでも個別に行っている。同日には福岡県立三池工業高校(福岡県大牟田市)、東京都立蔵前工業高校(東京都台東区)に同様にWeb贈呈式を行った。


提供元:産報出版株式会社

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