会員登録 ログイン

ホーム > 溶接接合業界ニュース > 2022年上期の電気溶接機生産実績

溶接接合業界ニュース

2022年上期の電気溶接機生産実績

 経済産業省発表による2022年1-6月の電気溶接機生産実績をまとめた。それによると、台数は前年同期比0・8パーセント増の4万8883台と横ばいに留まり、金額は同9・7パーセント減の102億0400万円と低調に推移した。これまで牽引役となっていた建築鉄骨が端境期を迎えているほか、部品不足による自動車の生産減などが影響しているものとみられる。
 6月までの状況をみると、台数は4月までは増加傾向にあったが、5月は0・2パーセント減、6月は17・1パーセント減と2ヵ月連続で減少。金額も4月10・9パーセント減、5月6・7パーセント減、6月13・6パーセント減と3ヵ月連続で減少しており、台数・金額ともに低調に推移している。この背景には、溶接の最大の需要先である建築鉄骨が東京五輪関連プロジェクトが一段落したことによる端境期を迎えていること、溶接ロボットや抵抗溶接機の最大の需要先である自動車が部品・半導体不足にともなう生産調整を実施しており、需要環境が低迷していることがあげられる。
 ただ、溶接機メーカー関係者からは「首都圏の大型プロジェクトはまだ動いており、Hグレード以上の大手鉄骨ファブは豊富な受注を抱えている。今後は大阪万博関係や新幹線延伸工事関係など地方のプロジェクトも動き出すため、秋以降はMグレード以下のファブにも仕事が回ってくるのではないか」「自動車向けは生産調整により苦労しているが、それでも新型車向け設備が動き出すなど、回復の兆しはみられる。また、人手不足が製造業全体の課題となる中、ロボットなど自動化設備に対するの需要は根強い」など、下期の回復に期待する強い声が聞かれる。
 なお、2022年1-6月電気溶接機生産台数・金額の内訳は次の通り。
 ▽標準自動(炭酸ガス・マグ・ミグ溶接機など)=2万6339台(8・9パーセント増)、27億7400万円(13・8パーセント減)▽その他(交流・ティグ・エンジン溶接機など)=1万6779台(1パーセント減)、39億2900万円(2・9パーセント増)▽抵抗=5765台(21・7パーセント減)、35億0100万円(17・9パーセント減)
 


提供元:産報出版株式会社

溶接接合業界ニュース一覧ページへ

このページのトップへ