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溶接接合業界ニュース

五洋建設,再エネ100%工場が完成

 五洋建設は10月6日、北海道室蘭市に建設を進めていた室蘭製作所新工場(敷地面積3万3001平方メートル、工場棟7259平方メートル、事務所棟1748平方メートル)が完成したと発表した。同工場は自動溶接機などを設備する鋼構造物製作工場で、工場棟と事務所棟で使用する電力を全てを再生可能エネルギーでまかなう「再エネ100%工場」となる。
 新工場は、従来の橋梁や鉄骨などの製作に加え、今後需要拡大が期待される洋上風力発電の建設に用いられる風車の基礎やトランジッションピース、風車のタワーやブレードの架台など、様々な仮設鋼構造物の製作工場。自動溶接機8台、すみ肉専用自走溶接機10台、スタッド溶接機1台、プラズマ切断機1台、平板開先工機2台、形鋼開先加工機2台、柱溶接用反転機2台、仕口溶接用反転機3台などを設備する。
 最大の特徴は、使用電力を全て再生可能エネルギーでまかなうこと。太陽光発電(出力670?ワット)を主力に、燃料電池を用いた水素発電(同30キロワット)も行う。燃料電池に必要な水素は副生水素(搬送量=月間1700ノルマル立方メートル)に加え、太陽光発電の電力から水電解装置を用いて製造したグリーン水素も利用する。
 太陽光発電による電力は、工場棟の動力・電灯に、燃料電池による電力は事務所棟の空調・電灯に使用する。
 工場電力は悪天候時などに電力の引き込みを予定しているが、事務所棟は断熱性を高めるなど省エネ性能を高めるとともに、使用電力を全て再生可能エネルギーでまかなうことから国土交通省告示に基づく第三者認証であるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)のZEB認証を取得している。
 同社では「これからもカーボンニュートラル実現のため、洋上風力発電の建設や建物のZEB化など、グリーン分野に進取の精神で挑戦していく」とし、今後の展開に意欲をみせる。


提供元:産報出版株式会社

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