会員登録 ログイン

ホーム > 溶接接合業界ニュース > 日本溶接構造専門学校卒業式、18人が社会へ羽ばたく

溶接接合業界ニュース

日本溶接構造専門学校卒業式、18人が社会へ羽ばたく

 日本溶接技術センター付属日本溶接構造専門学校(神奈川県川崎市、大北茂校長)は3月11日、同校大講堂で2021年度卒業式を行った。設備・構造安全工学科2年生5人、鉄骨生産工学科2年生10人、溶接・検査技術科1年生3人の計18人が、同校を卒業し、社会へ羽ばたく。
 卒業生答辞で卒業生を代表して挨拶した設備・構造安全工学科の張凱迪(ちょう・かいてき)さんは、周囲への感謝を述べるとともに「入学当初の自分達はSS400材ように合金成分少なく、引っ張り強さもそんなに強くなかったが、教職員の指導を受け、今は高張力鋼とは言えないまでも、SM材のように、一定の靭性を持つようになった。新型コロナウイルスは、まるでSとPといった不純物のように、学生生活にも悪い影響を与えようとしていますが、我々も自分なりに予熱または溶接後熱処理を施し、乗り越えてきた」と自らの学生生活を溶接の母材となる鋼に例えた。
 その上で「当校では溶接や非破壊検査業界で生きていくための資格および、技能と技術といったスキルだけではなく、人生をどのように生きていくべきかを学ぶことできた。本校で学んだことを活かして社会の発展に貢献していきたい」と卒業後の抱負を述べた。
 大北校長は「大小を問わず常に目標を持って前に進もうという姿勢で社会に羽ばたいてもらいたい。これからも自然災害、疫病、有事による社会の情勢の変化など様々な困難があるかも知れないが、当校で得た経験や技能と技術を生かしながら、乗り越えて社会の発展に貢献して欲しい。また、社会に出ても溶接や非破壊検査に関わることで相談があれば当校および日本溶接技術センターを是非とも活用してもらいたい」とエールを贈った。
 卒業生の主な進路は、家業の鉄骨加工業や造船業、製缶板金加工業など。
 また、今年度は国外出身の卒業生が3人おり、進路先も国内だけではなく出身地に帰国し、「ものづくり」に携わる学生もいるなど国際色も豊かで、同校では多様な人々認め合い、切磋琢磨する「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と受容)」が進む。
 卒業生の氏名、各種表彰は次の通り(順不同、敬称略)
 【設備・構造安全工学科】張凱迪、向佐和樹、中村康成、松良伸太朗、小島巧
 【鉄骨生産工学科】和田克宏 、岩居泰志 、石井颯 、阿部聖也、富田敏暉、土屋広晃 、三浦喬史、菅原悠太 、岩渕大成 、萩原伸映
 【溶接・検査技術科】
金【(作字シ+閔)】建、リオス・ペニャ・フェリペ、三戸部泰祈
 ▽成績優秀賞=張凱迪
 ▽松尾記念賞=松良伸太朗、菅原悠太、リオス・ペニャ・フェリペ、三戸部泰祈
 ▽皆勤賞=張凱迪、菅原悠太
 ▽精勤賞=中村康成、三戸部泰祈
 【卒業生の声】
 張凱迪さん(成績優秀賞、皆勤賞)=「2年間で技術と技能やスキルが向上したのはもちろん、コロナ禍といった苦しいなかでも最善を尽くす忍耐力と、一緒に目標に向かって切磋琢磨し、目の前の壁をともに乗り越える仲間の大事さを学ぶことができた。出身地の台湾で家族が圧力容器の製作などを手掛ける製缶工場を営んでいる。卒業後は当校で学んだこと生かして家業の発展に貢献していきたい」
 リオス・ペニャ・フェリペさん(松尾記念賞)=「コロンビア出身で5年前に日本人の妻と結婚した。妻の実家の鉄骨ファブで働いており、義父の社長から日本の溶接や非破壊検査の技術と技能を改めて学んだ方が良いというアドバイスを受け、企業派遣という形で当校に在籍していた。当校で学んだ日本の厳格かつ高品質な工業規格(JIS)に基づく技術や知見を生かして、妻の実家の鉄骨ファブをさらに盛り上げたい」


提供元:産報出版株式会社

溶接接合業界ニュース一覧ページへ

このページのトップへ