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第52回日本溶接協会賞決まる

 日本溶接協会は2022年度第52回日本溶接協会賞受賞者を決定した。中田一博氏(大阪大学名誉教授)が、協会事業に顕著な功労のあった者に授与する功労賞を受賞した。協会事業の振興・発展に主導的な立場で貢献した者に授与する業績賞は田沼吉伸(北海道大学)、中村満(岩手大学)、廣瀬明夫(大阪大学)、米森昭夫(全国鐵構工業協会)の4氏を選んだ。
 功労賞の中田氏は、日溶協事業では理事や監事、表面改質技術研究委員会委員長、溶接材料部会技術委員会委員長などを歴任。大阪大学接合科学研究所所長を務めるなど、溶接界の振興と普及に尽力し、後進の育成に尽力した。
 学術研究では、溶融溶接と摩擦撹拌接合を中心とした、新しい高能率・高効率溶接法の研究を専門分野とする。レーザ・アークハイブリッド溶接法やハイブリッド摩擦攪拌接合法など新たな接合法の研究に積極的に取り組んだ。研究成果は日溶協や溶接学会、軽金属溶接協会などで多数の受賞を得るなど高い評価を得ている。
 日溶協活動のみならず、国内における軽量構造材料の溶接・接合技術、ならびに表面改質技術の向上と発展に寄与するとともに、多くの後進を指導し、溶接技術の進歩・発展と普及に大きく貢献した。
 業績賞の田沼氏は北海道地区溶接技術検定委員会委員長を現在まで3期6年務めるなど、北海道地区における溶接技術の普及に尽力した。
 中村氏は東北地区溶接技術検定委員会委員長を現在まで2期4年務め、東北地区における溶接技術の普及に尽力した。
 廣瀬氏は日本溶接協会溶接・接合プロセス研究委員会委員長を現在まで7期13年務めるほか、JIW第7・17委員会委員長など要職を歴任し、最新技術の研究や情報提供を行い、製造業の発展に尽力した。
 米森氏は自身の発案により、2016年から全国鐵構工業協会と日溶協の定例連絡会を開始し、ものづくり業界を支える溶接構造物の品質確保や技能教育、人材確保に向けた協力関係を築いて、当協会の事業活動に貢献した。また厚生労働省受託事業の「中小企業等担い手育成支援事業」の受講者を、全国鐵構工業協会の地区支部を通じて集めた。また女性活躍促進の広報活動や、北陸地区溶接協会連絡会の会長としてe―Weldの導入と先行実施に貢献した。
 わが国の溶接業界の発展に貢献した者に授与する貢献賞は、朝倉甫(福井県溶接協会)小田芳男(元三菱化学)葛西省五(東北精密)栗林宏明(宇部興産機械)新名弘人(元釧路製作所)鶴田加一(元千住金属工業)
蓮沼美宣(元新潟県溶接協会・JR東日本テクノロジー)林川俊郎(北海道大学)横野泰和(ポニー工業)の9氏を選んだ。
 技術賞は本賞1件5氏、開発奨励賞2件9氏、溶接注目発明賞6件を表彰する。功績賞と会長特別賞の該当者はなかった(貢献賞各氏の業績と、技術賞、溶接注目発明賞の受賞詳細は次号に掲載予定)
 授与式は6月8日に都内で開催する日溶協総会後に行う予定。


提供元:産報出版株式会社

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