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溶接接合業界ニュース

パナソニック、豊中に青色レーザの実証拠点

パナソニックは12月1日、大阪府豊中市の同社工場内に青色レーザの実証試験が行えるプロセス実証センターを開設した。出力400ワットの3つの実機を用いて、ブルーレーザの溶接と表面処理、切断の3つの用途の実証試験が行える。銅の溶接需要が高まり、光吸収率の高いため銅の溶接に適したブルーレーザへの関心も同時に高まっている。センター開設を機に広くユーザーと実証試験を重ね、現場ニーズの把握に努める意向がある。なお、商品の販売は22年度中を予定している。(リード)
パナソニックの青色レーザは、テラダイオード社(米子会社)のダイレクトダイオードレーザ(DDL)と呼ばれる半導体レーザを使用している。最大の特徴は、テラダイオード社開発のWBC(Wavelength Beam Combining)と呼ぶレーザ光を重ね合わせる技術で、波長が異なる複数のレーザ光を、回折格子(プリズム)に通して1本のレーザ光にまとめることで、BPP(ビーム品質の指標)が2ミリメートル・ミリラジアン以下で高出力の青色レーザが出せるようになった。
レーザ光の焦点が小さいため、小出力でも比較的大きなパワーを得ることができ、発振器とワークが離れていたりジグが絡み合っていたりしても利用しやすくなった。狭い場所の溶接が多い電子機器の溶接でも、熱影響が少なく、深い溶込みの溶接ができる。
センターで使っている出力400ワットの商品は22年度中に発売する。センターには3月までに高出力製品を入れる予定だ。また溶接ロボットで適用しているデータ収集管理システム「iWNB」も利用できるようにする。


提供元:産報出版株式会社

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