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溶接接合業界ニュース

極東開発工業、特装車の自動化ライン完成

 ダンプトラック・タンクローリー・ゴミ収集車など特装車の製造を手掛ける極東開発工業(兵庫県西宮市)は9月16日横浜工場(神奈川県大和市)内にて自動溶接ロボットの増設などの設備投資を行い、中型リヤダンプトラックボデーの自動化ラインが完成したと発表した。設備投資額は約12億円で横浜工場における主力製品の一つである中型リヤダンプトラックボデーの生産ラインを刷新した。
 自動溶接ロボットの増設をはじめ、生産の効率化を追求したラインを構築したことで従来のラインと比較して約43%生産性を向上させることに成功した。今年4月からのトライアル生産を経て生産性向上の効果が確認されたことから本稼働を行う運びとなった。
 ラインの全長は66メートルで23台の溶接ロボットを含む26台のファナック製のロボットが稼働する。
 物流システムの自動化も実現しており、立体自動倉庫を設置し、フォーク型無人運搬機によって部品配膳も行う。
 特装車は受注ごとのオーダーメイドによる製作が多いことやサイズも大型車両から小型車両と多岐にわたるため生産の自動化が難しい製品とされているが、同社では今回の中型リヤダンプトラックボデーラインの自動化を皮切りに、品質安定や生産向上に向けて他工程においても自動・省力化を推進してゆく方針だ。


提供元:産報出版株式会社

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