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溶接接合業界ニュース

造船、回復に期待高まる

 日本造船工業会の宮永俊一会長(三菱重工業)による「今後は2010年前後に大量に竣工した船舶の代替建造需要に加え、世界的な環境規制強化の流れによる代替も見込まれる」などの会見コメントもあり、国内造船需要の回復に期待が高まっている。国内溶接材料使用量の約2割を占めるとみられる造船産業。ここ数年低迷した状態が続いていたが、国土交通省の造船統計速報によると、上期(1?6月)の国内主要44工場(4月から43工場)による鋼船受注・竣工実績は、受注が前年同期比2・5倍増の79隻、同3倍増の260万5039総トン、竣工が同27・3%減の149隻、同30・9%減の573万7438総トン、竣工船価が同25・6%減の5881億円となり、竣工実績は低迷しているものの、受注実績は回復基調が鮮明になっている。
 用途別に受注の内訳みると、貨物船は同4倍増の62隻、同4倍増の235万2088総トン、油送船は同2倍増の17隻、同6・2%増の25万2951総トンとなり、貨物船が受注の伸びが顕著になっている。
 竣工の内訳をみると、貨物船が同25・8%減の109隻、同35・2%減の416万1354総?、油送船が同29・8%減の33隻、同14・2%減の155万7607総トン、自動車航送船が同20%減の4隻、同75・8%減の1万1464総?、その他が同33・3%減の2隻、同42%減の6947総トンとなった。
 これに対して、造船業界では、今治造船の檜垣幸人社長が会見で「今年は11000TEU型コンテナ船やフィーダーコンテナ船の建造が増えており、韓国・中国の造船所の船台が埋まってきているので短納期船も交えて船価アップを図りながら受注を伸ばしていきたい」としているほか、「造船は回復基調で来年以降のめどを立てた造船所もある」(溶接材料メーカー)、「中小規模の造船会社が一定の受注を確保したと聞く」(溶断機メーカー)、「船種によっては線表が来年末まで埋まってきているようだ」(溶材商社)などの声も聞かれ、造船市場の回復に向けた期待が各所で高まっている。


提供元:産報出版株式会社

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